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SESから大手SIerへ。年収360万円から現年収換算700万円になるまで

20代のSAPエンジニアが、待遇・担当工程・働き方を変えた転職の判断材料と準備を整理します。

最初に、年収の条件を明確にします

転職前年収は360万円で、20時間分の固定残業代を含んでいました。転職後は現在の給与から年換算して約700万円です。この金額には月5万円の家賃手当と残業代を含みます。差額は約340万円ですが、転職後の数字は1年間の確定実績ではなく現時点の年換算です。

条件をそろえずに数字だけ比べると、実際以上に差が大きく見えます。本サイトでは基本給、賞与、手当、残業代をできるだけ分けて考えます。

注意

これは筆者個人の事例です。同じ職種・経験年数でも、企業、地域、評価、採用時期によって条件は変わります。

転職したかった理由は、年収だけではない

SESでSAP開発の経験を積めたこと自体は大きな財産です。一方で、実装の先にある設計や業務判断に関わる機会を増やしたいという思いが強くなりました。次の職場を探すときは、年収だけでなく、担当できる工程、仕事の幅、働き方、福利厚生を同じくらい重視しました。

  • 実装経験を土台に、設計側へ仕事の幅を広げられるか
  • 配属先だけでなく会社として育成や評価の仕組みがあるか
  • 手当を含む総待遇と、実際の働き方が納得できるか

評価されたのは、製品知識の量だけではなかった

職務経歴書では『SAPを何年経験したか』だけでなく、どの状況で、何を任され、どう判断し、次工程へ何を渡したかを説明しました。ABAPなどの技術経験は入口になりますが、採用側が知りたいのは、新しい環境でも同じように価値を出せるかです。

担当範囲が狭く見える経験でも、仕様理解、影響調査、関係者への確認、品質を守る工夫まで分解すると、上流工程につながる能力を示せます。

転職後に変わった3つのこと

一方で、上流工程では曖昧な情報から論点を整理し、後工程が迷わない形で残す責任が増えます。会社規模が大きくなれば自動的に楽になるわけではありません。求められる能力の種類が変わった、というのが実感に近いです。

  • 年収・待遇:額面だけでなく、家賃手当などを含む総待遇が改善した
  • 担当工程:実装中心の経験から、設計や関係者調整を含む仕事へ幅が広がった
  • 働き方:制度や福利厚生を含め、長期のキャリアを考えやすくなった

この経験から伝えたいこと

現在の会社で評価されていない感覚があっても、市場でも同じ評価になるとは限りません。ただし、転職サービスへ登録するだけで条件が変わるわけでもありません。まずは自分の経験を、技術名ではなく『解決したこと』へ翻訳する作業が必要です。

焦って退職する前に、経験の棚卸し、求人の相場確認、職務経歴書の改善を並行して進めることをおすすめします。

この記事について

本記事は筆者個人の経験と一般的な情報をもとに作成しています。転職や年収の結果を保証するものではありません。最新の募集条件やサービス内容は、各社の公式情報をご確認ください。

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